3月14日。
彼にプロポーズされました。
具体的に先のことはまだなんにも決まっていないけれど、とりあえずプロポーズ。
前々から、
『ず〜っと一緒にいようね』
とか、
『頼りないかもしれないけどついてきてくれればいいから』
とかいう話やメールはもらっていたけれど。
一緒に暮らすための貯金をする口座も、去年の私の誕生日に開設してはいたけれど。
こんなに早くプロポーズしてくれるとは思ってなくて。
その日は、ホワイトデーってことで、土曜日なのにもかかわらず、二人とも休み希望を出して。
何日も前から、
『どっか行きたいところある?』
とか
『食べたいものある?』
とか
『欲しい物ある?』
とか聞かれてたんですが。
『どこでもいい〜』
『なんでもいい〜』
『傘が欲しい〜』
とかいう答えで。
二日くらい前に、急に思い立って、『彼の思い出巡り』をお願いしました。
彼の通っていた幼稚園、小学校、中学校,今の家の前に住んでいた家、小さい頃から通っていた剣道の道場などなど。
全部、歩いて行ける範囲なので、連れていってもらいました。
中を見ることはできないけれど、外観だけでも、なんとなくどういう環境の中で育ってきたのか分かるかなぁって思って。
小雨の降る中、まずはお昼を食べて、スタート。
最初は中学校。さすが都内と思うのは、こんな大きな通りに面したところに学校?ってことかな。
次に向かうは小学校なんだけれど、歩きながら話をしていて、彼が昔バイトしていた中華料理屋さんも分かりました。そういう些細なことがうれしい。
小学校に向かう途中で、彼が前住んでいた家を教えてもらって。今は、他の方に貸していらっしゃるそうなので、人様のお宅をあんまりマジマジと見ることも出来ないよなぁと思いつつ、裏と表としっかり見て。
すぐに小学校。彼も知らなかったようだけれど、閉校してしまったらしい。あれだけの土地と建物なのに、各学年一クラスしかなかったそうですから、閉校も仕方ないのかもしれません。
幼稚園に向かう前に、ちょっと危険な賭けを。
今の彼の家。前々から見てみたかったけれど、ウッカリ見に行って、ご両親とか兄弟とかに遭遇したらヤバイので、我慢してたんですが、ついに見に行っちゃいました。
彼の部屋はどこなのかとか、あのガラスに透けてる水色はなんなのかとか、サラッと通り過ぎる予定がけっこうガン見してしまって。
あんまりいてもヤバイので、もうちょっと見ていたかったけれど、幼稚園へ移動。
幼稚園は、彼が通っていた頃とは、場所も建物も変わっていて。場所はそんなに離れていないけれど、建物があまりにも幼稚園らしくない建物で、立派過ぎて、『さすが私立』って感じでした。
ここまで歩くのに小一時間。けっこう満足して、剣道の道場を忘れたことには、電車に乗ってから気付きました。
それから新宿に行って傘を買う予定だったんですが、ついこの前まであって、『これを買ってもらう!』って決めてた傘が、全色なくなっていて。
京王だけで5分で終わるって思ってたのに、それからマルイシティー・伊勢丹って行ったけど無くて。
彼は、チョコのお返しを、いろいろ調べてくれていて、考えた結果選んでくれたのがこちら(
http://www.yomiuri.co.jp/komachi/life/item/20050912ok02.htm)のマルチーズケーキ。
ものすごく考えて選んでくれたのに、私は、
『えええ?これーー??』
『私、犬嫌いだって言ってんじゃん。しかも生クリームだし』
とか、さんざん文句を言って、しまいには、
『これだったらいらない』
とか言い出して。
一生懸命考えてくれた彼の気持ちを土足で踏みにじって。
彼は、女の子にあげるものだから、見た目が可愛いものがいいと思ったって選んでくれたのに。
普通の女の子だったら『可愛い〜〜〜!!!』って言うようなケーキなのに。
大好きな人が自分のために選んでくれたものなら、どんなものだって嬉しいのが当たり前なのに。
我侭でした。
今さら、どんな取り返しもつかないけれど、本当に、彼の心についた傷を思うと、自分が情けなくて泣けてきます。
そして、伊勢丹の地下で険悪になり、無言のまま傘を見て回るときの辛さったらなかったです。自分が悪いってのは痛いほど分かってるけれど、それでも辛かった。
無言で小田急、高島屋と見てまわって、結局傘はみつからなくて。
ずっと無言の彼の後をついて行ったけれど、駅を通り越したから、あれ?って思ったら、ゲーセンで。
なにかのイベントのときは、いつもプリクラ撮ってます。
だから、こんな険悪でもプリクラ撮るのか・・と思って、撮ったけれど、お互い、いつもみたいな自然な笑顔ややわらかさみたいのは全くなくて。距離感もかなり微妙で。らくがきに至っては、まったくなんにも書いてないのもあって。これほど乗り気じゃないプリクラってないと思います。
会話もなく電車に乗って、最寄り駅で降りて。その日は家で軽く飲む予定だったから、スーパーに寄ったけど、そこでもほとんど会話なし。
コンビニにも行ったけど、ほぼ会話なし。
酒屋で、少し会話して、一緒にお酒選んでたら、少し会話ができる状態になってきて。
もう一件コンビニ行ったときは、だいぶいつもの感じに近付いてきたけれど、彼がいつもよりタールの重いタバコを買ったのは、やっぱり胸くそ悪かったからで。
家に帰ってきて、飲むからには先にお風呂でしょうって、お風呂に入っちゃって。
お風呂から出てきて、お風呂に入っている間に予熱しておいたオーブンでタンドリーチキンを焼いて、朝のうちに作っておいたツナタルタルソースにのせる粉ふきいもを作って。彼が持ってきてくれたブルサンとクラッカーを用意して。
さあ、食べましょう、飲みましょう、って乾杯しようと思ったら、彼が、
『なんにもあげられなかったから、メール見て』
って言って。
うん?と思ったけれど、私が台所にいた時間なんて20分ちょっとなんだから、その時間で考えられるメールなんてたいした内容じゃないだろうってな軽い気持ちで携帯を開いて。
オルゴールの音楽付きのメールを読みはじめた瞬間から涙が出てきて。
それくらい、うれしい言葉がたくさん詰まったメールで。
読み進むうちに、涙が溢れてきて。
最後にプロポーズの文章があって、あんまりにも嬉しくて感動したから、書いちゃいたいくらいなんですが、私と彼だけの秘密かなって思うから、書くのは我慢します。
そのメールは、私が料理している間に打ったものではなくて、何日か前から考えて、文章を打って、保存しておいたものだそうです。
彼にとって、そんなに大事な日だったのに、私のせいで台無しにしたと思うと、本当に心が痛みます。彼は、ものすごく頑張ってくれたのに。
泣きながらメールを読み終わって、ずっと前から、いつか誰かにプロポーズされたら言おうと思っていた言葉を言いました。
彼は、言葉は残らないから、ずっと残せるメールにしたそうです。
そのあとで、言葉にしても言ってくれましたけど。
メールに書いたようなことは、照れ屋な彼は口にできないんだろうな。
これからもいろいろとあると思うけれど、彼と幸せになります。